今年は風向きの関係なのか、夏の人気者である「カツオノエボシ」が採集できず、ほとんど展示をすることができませんでした… こんなに来なかったことは久しぶりで、私たちもびっくりしています。
その代わりといってはなんですが、現在クラゲサイエンスで展示をしている「アオミノウミウシ」は、飼育日数が 1か月を超えて良い感じです! 土日と祝日は「アオミノウミウシの給餌解説」もおこなっており、このために遠くからえのすいに足を運んでくださった方もいらっしゃるようで、本当に本当にうれしく思っています。アオミノたちが元気な間は続けようと思っていますので、気になっている方はお早めに、ぜひお越しください。
先日、改めてこの生き物をじっと見ていたら、疲れていたのか(?)、あまりにもきれいなその姿に感情がこみあげてきてしまい、思わず夢中で撮影をしていました。好きな生き物を、好きな条件で、好きなだけ観察して撮影できる… 私たちえのすいトリーターの特権ですね。
改めてみると、アオミノウミウシは個体によって結構体色やプロポーションが違います。青みが強かったり、みの部分のボリューム感が違ったり、いろいろです。あまりにも違う見た目の個体がいたので、もしかして別種なのでは? と思って遺伝子解析をしていただいたことがあるのですが、私が採集したものはすべて同種でした。クラゲでもたまにある例なのですが、育ってきた環境によって大きな個体差が出てくるようです。
給餌解説の中でも紹介している、生シラスを食べるようすの写真も撮影してみました。ミノを手のように使ってシラスを抱え込む姿は、「絶対に逃がさないぞ!」という気迫を感じます。何度見てもかっこいい。
毎日お世話をしていますが、クラゲや魚たちも含め、集中して観察する時間を最近作れていなかったなと、少し反省しました。夏が終わり、少しは余裕もできてくる… なんてことはなさそうですが、せっかくなので、自分で時間を作って観察したり撮影したりをもっと楽しんでいこう! と思ったのでした。また生き物たちの良い写真が撮れたらシェアしますね。