ペンギンプールの掃除では、水底に溜まったふんを排水口に流す作業があります。
しかし排水口に向けての流れはほぼ無く、陸上からデッキブラシで掃くようにして排水口にふんを誘導する必要があります。
長いデッキブラシの扱いには、力とこつも必要です。 そこで新たな掃除方法を考えてみようと思いましたが、水中掃除機のようなものはなく、あるのは知恵だけ。 みなさんも考えてみてください。 きっと察しの良い方は「あの方法なら!」と思い浮かぶと思います。
今回、考えたその方法は【サイフォンの原理】を利用したものです。 これは高さの違いと重力を利用して、液体を高い所から低い所へ流し続けることのできる仕組みです。
この方法にはいくつか利点もありました。 それは動物の飼育において、新しい道具を使う際は、その道具に動物を慣らす必要があるのですが、サイフォンの原理は普段の掃除で使用しているホースと塩ビ管のみでできてしまうので、ペンギンにとってもすでに慣れたもの。 そして、何よりも電源を必要としないエコな方法なのです。
ペンギン舎の造りを見て、高低差を生み出せる排水管を見つけ、この原理を利用した掃除を試したところ、見事に成功! プール底のふんは海水と共に、きれいにホースに吸い込まれていきました。
デッキブラシに比べ、力も要らず、吸い込んでいくようすが見ていて気持ちの良いものです。 デッキブラシでの掃除も、汚れをこすり取る効果があるので続ける必要はありますが、この二つの方法でペンギンプールをもっときれいにしていきます。
