2006年09月09日

ノースフィジー海盆、マヌス海盆(2)天気晴れ

  • 期間:2006年9月6日〜 2006年10月5日
  • 場所:ノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)
  • 目的:熱水生物調査・採集
  • 担当:三宅


現在、現地時間 17時半で夕食を食べてきました。
きょうの夕食は、てんぷらの盛り合わせ、おでんの盛り合わせ、鮭の刺し身、小鉢、お汁、パイナップルでした。
海の色は限りなく恐いくらいに紺色です。
17時半現在、北緯 7度 39.5分、東経 146度 29.42分を 160度(南向き)の方向で回航中です。
表面水温は 29.7℃です。
回航はかなり順調で、12日早朝には調査海域に到着し、その日に潜航開始できる見込みです。
揺れも少なく、仕事がやりやすいです。
本日は 9時より研究者ミーティングがおこなわれて、その後 10時よりしんかい6500運航チームとミーティング。
午後からは、たくさん入るであろう深海生物のための水槽作りをおこないました。面白そうな生物がたくさんいそうです。
19時からまた研究者ミーティングです。

きょうの写真は私は入っている居室です。今回は 2人部屋に一人で入っています。ベッドは 2段ベッドです。
洗面所、冷蔵庫、机、ビデオデッキ、テレビがあります。
テレビは海外なので何も映りません。20時になるとしんかい6500チームが選んだビデオが流されます。きのうは「NANA」と「男はつらいよ」でした!
その他に映るのは「しんかい6500」格納庫等がうつり、潜航中には「しんかい6500」から音波で送られてくる映像が映ります。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

赤い所が現在地赤い所が現在地

グアム出港〜PNGマヌス海盆〜ノースフィジー海盆〜フィジー下船
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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