2006年09月08日

ノースフィジー海盆、マヌス海盆(1)グアム出発

  • 期間:2006年9月6日〜 2006年10月5日
  • 場所:ノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)
  • 目的:熱水生物調査・採集
  • 担当:三宅


本日午前中にグアムのホテルを出発し、「よこすか」に乗船しました。
日本とは 1時間の時差で、こちらが 1時間早いです。
船では 12時にお昼を食べて、13時30分より、船内生活の説明をうけたあと、研究者でのミーティング。
15時にグアムのアプラ港を出港しました。
16時40分より、船に祀られている金毘羅さんにお神酒をあげ、御下がりのお神酒をいただいて船者全員で航海の成功をお祈りをしました。
金比羅さんは、船にはもちろんですが、「しんかい6500」にも御札がちゃんと乗っています。

これから約 1か月の航海ですが、しばらく回航で、潜航調査が始まるのは 13日か 14日ころからです。
グアムは北緯 13度で、最初の調査地点PNGのマヌス海盆は南緯 3度です。マヌス海盆で潜航調査したあと、また、南緯 16度くらいのノースフィジー海盆まで 6日かけて回航で、そこで潜航調査してからフィジーのスバに着岸です。
現地時間 9月8日 17時現在、北緯 12度 45.90550分、東経 144度 43.49810分です。


グアムを出港 (C)JAMSTECグアムを出港 (C)JAMSTEC

赤い所が現在地赤い所が現在地

グアム出港〜PNGマヌス海盆〜ノースフィジー海盆〜フィジー下船
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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