きょうも荒天で待機していましたが、潜航中止となってしまいました。
潜航中止でも、できる調査があります。それは調査海域の広域の調査で海底地形図を作ることです。
マルチナロービーム音響測深装置(SeaBeam)というもので、音波を当てて海底の地形を見ます。
調査地点を中心に四角の枠を設定して、その中を船を行ったり来たりさせて、すき間なく音波を当てて海底データを取得して、ソフトウェア上できれいな地形図を完成させます。
潜航できる日数はあと 3日だけ、あす、潜航できることを期待しています。
そういえば、あす( 30日)あたりからは海洋研究開発機構の研究調査船「かいよう」からも航海日誌が入ってくるようになると思います。
この船には 2人乗船しますので、毎日どちらからか乗船日誌が届くでしょう。お楽しみに!
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航