2006年10月05日

小笠原~相模湾(5)大雨の中の後片付け / 伊藤

  • 期間:2006年9月30日~ 2006年10月8日
  • 場所:小笠原~相模湾
  • 目的:中・深層生物採集
  • 担当:北田 ・ 伊藤


こんにちは、陸の天気はいかがでしょうか。
こちら房総沖はややうねりのある波と吹きつける強風が厳しくなってきました。
非常に残念なことなのですが、この荒天はあす以降も続くとのことで、本航海での採集は終了となりました。

このあと航海自体は 2日続きます。これまで採集したサンプルのリストを作成し、撮影した写真を整理し、参加機関ごとに調査結果をレポートにまとめて提出します。
現在机でこれらを作っているわけですが、やはり結構ゆれるので、酔わないか心配です。
あすは午後から乗船した研究者たちの発表会が開かれます。大学の研究室などでおこなわれているゼミのようなもので、これまで学会で発表した内容や、これから発表しようとする内容をみんなで聞いて、意見交換をするというものです。
水族館に入ってからこうした会に参加できる機会は少なくなったので、今から聞くのが楽しみです。
それではきょうの日誌はこの辺で失礼します。

[きょうの写真]
採集機具の片づけを手伝う北田さん(青カッパ)

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

海洋研究開発機構(JAMSTEC)KY06-11「かいよう/IONESS」による小笠原~相模湾 調査潜航

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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