本日、9時に乗船 10時出航、そして 13時からは生物採集が開始しました。
深海トロールで水深 500m前後の生物を見ています。
採集された生物の中でひときわ目立っているのが「ヌタウナギ」。
ヌタウナギは体から粘液(ヌタ)を出し、他の生き物をヌタで絡めてしまいます。
ですからエビや魚や貝や海底のゴミやらをまとめてしまうので細かく分別するのがとても大変です。
かき揚げから具を一つ一つ取り出すような状態です。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。