2007年06月01日

鹿児島県野間岬沖(1)航海の無事を祈願して・・・

  • 期間:2007年6月1日〜 2007年6月8日
  • 場所:鹿児島県野間岬沖
  • 目的:鯨骨生物群集の調査・コトクラゲ採集
  • 担当:伊藤


みなさまこんにちは。魚類担当の伊藤です。
私は今、JAMSTECの調査船「なつしま」に乗って、横須賀から鹿児島へと向かっています(なぜか今回の航海では現地乗船ではなく、調査地点までの長旅がセットになっていて、きょうから 2日間はただひたすら移動になります)。現地に着くまではミーティングや発表会、水槽のセットなどしながら過ごしますが、もう一つ大切なことを先ほどおこないました。
海の神様「金毘羅」さんへの祈願です。乗船者みなで金毘羅さんにお祈りして、航海の無事、多大な成果を願いつつお神酒とお供え物?の枝豆とスルメをいただきました。現時点の予報では、2日後の調査水域は大荒れだそうで・・・船酔いにめっぽう弱いので不安ですが、頑張りたいと思います。
当館の鹿児島での調査は初めてではなく、これまでにもコトクラゲやサツマハオリムシを生きて採取し展示した経緯があります。今回もみなさんをあっといわせる生物が採れることを期待しています。

ところで、当航海では伊藤の他に、三宅先生が乗船しています・・・先生。そうです、実は三宅トリーター、この春より北里大学の先生になられたのでした。 1か月ぶりにお会いしましたが変わらずお元気なようす。いろいろ教えてもらいながら頑張って協力して生物蓄養に励みます。
それでは。

[きょうの写真]
金毘羅さんのお神酒

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT07-09「なつしま/ハイパードルフィン」による鹿児島県野間岬沖 調査潜航

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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