2007年07月05日

沖縄トラフ(3)乗船報告3

  • 期間:2007年7月3日〜 2007年7月7日
  • 場所:沖縄トラフ
  • 目的:深海生物調査採集
  • 担当:足立


きょうは 1潜航でしたが、8:30ごろ潜航開始で、浮上が 16:15という長時間の調査でした。
と思っていたら水深が 1,000mあるので、着底まで 1時間位かかるから普通ですよ、といわれ、納得しました。
水やチムニー片採取、地中温の測定など、微生物学的、あるいは化学的な細かい作業が多い中、シンカイヒバリガイの仲間を少しだけ採集することができました。
生物がわらわら動いている場所で、クールに採水している光景を見ながら、若干複雑な気分にもなりましたが、今回は生物屋の私の方が少数派(というか、一匹狼?)なのでした。

あすの最終潜航では、生物採集の時間はもらえないかもしれませんが、現場の光景を目に焼きつけ、そして今維持している生物をしっかりケアする時間を作ります。

[きょうの写真]
きょう採れた貝殻

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT07-13「なつしま/ハイパードルフィン」による沖縄トラフ深海生物調査採集潜航

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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