今回は次の低気圧も控えているらしく、ボウズのまま退散です。船も安全な港まで非難してしまいました。
残念ですが仕方ない・・・。
トリーター日誌に、「巨大クラゲ、乞うご期待!」みたいな華々しい文章が記された日の夜遅く、我々京都エチゼンクラゲ採集組は、ひっそりと水族館に帰還いたしました。
獲物が何も無いのということは、なんともみなさんに申し訳ない気持ちがいっぱいで、穴があったら入りたいような、このまま誰にも会わずに帰りたいような(もう終電も終っていましたが)・・・ 。
ふと、思いました。エチゼンクラゲ出現情報に吸い寄せられるようにトラックで駆けつけ、でも大荒れの海に押し戻されるように撤退してきた私たちって、なんだか、流れに翻弄される「大型プランクトン」みたいだなあ・・・ 。
ちなみに、三津の漁師さんは年内にもう一度、エチゼンクラゲの捕獲作業をされるようです。
便乗採集を希望します!
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。