4月11日(金)晴れ
航海日誌では初めまして!(のはず)の杉田です。
根本君の熱い航海日誌は読んでいただいていますか?
今回、根本君といっしょに「なつしま」に乗り込み、小笠原近海での生物調査採集に参加しています。
生物や採集の概要は根本君に任せて、私の目から見た「なつしま」の一週間をダイジェストでお伝えします。
題して「航海・採集裏日誌」!
私が「なつしま」に乗るのは、実は初めてではありません。3年ほど前、穏やかな鹿児島湾での調査に乗船させていただいたことがあります。でもそのときは 1泊 2日、いっしょに乗ったトリーターに付いて回るだけでした。
なので、実質的には今回が初めて!船上での生活(船酔い含む)・調査・サンプル処理などなど・・・ 乗船前は不安だらけでした。
そして、その不安を後押ししてくれるような積込日の雨!もう、これは荒れるしかないと思っていたら、まんまと乗船地変更!!
JAMSTEC岸壁から乗船した初日は雲ひとつない快晴でしたが、沖へ出るにつれ船は大きく揺れ、根本君の日誌の通りあっという間にダウンしてしまいました・・・
あすからの潜航調査はどうなるのでしょう。このままベッドから起き上がれなかったら・・・ なんていう不安を抱える余裕さえもなく、眠りに付いた初日でした。
[きょうの写真]
JAMSTEC岸壁にて、見送りの人々
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-07 「なつしま/ハイパードルフィン」による伊豆・小笠原 明神海丘 深海生物調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。
今回一緒に乗船している北里大学海洋生命科学部のホームページも同時にお楽しみください。
[ 北里大学海洋生命科学部ホームページはこちらから ]