4月13日(日)曇り
3日目にして、「裏」日誌から表舞台へと出てきてしまいました、杉田です。根本くんは重要な任務を抱えて忙しいので代役です。
きょうはベタ凪!酔い止めも飲まずに乗り切りました。
きょうは、他の研究者のテーマが主な目的の潜航だったため、チームえのすいの出番はあまりありません。
かといって暇なわけではないんです!
きのうの潜航で採れた生き物の世話もあるし、何がどれだけ採れたか記録を取らなくてはなりません。
研究のために乗船している人は実験などもあります。
昨夜も、かなり夜遅くまでみんな作業をしていました。
船には、いろいろな分野の研究者が乗っています。普段見過ごしてしまうような生物でも、専門家がいると詳しく観察することができて、とても勉強になっています。
さて今回、根本君の重要な任務のひとつが「画像・映像を撮りまくること」です。
本人曰く「生き物は採れなくても画像は撮ります!!」
ということで、彼はカメラ小僧と化しています。
ハイパードルフィンの潜航準備や揚収作業、生物の記録写真はもちろん、大事なのは御飯ログ!
乗船時は毎回御飯ログを付けているそうですが、いつも途中で挫折してしまうとか。
さて、今回は最後まで完成できるのでしょうか?
[きょうの写真]
上/ハイパードルフィン揚収作業撮影中
下/御飯ログ記録中
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-07 「なつしま/ハイパードルフィン」
による伊豆・小笠原 明神海丘 深海生物調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。
今回一緒に乗船している北里大学海洋生命科学部のホームページも同時にお楽しみください。
[ 北里大学海洋生命科学部ホームページはこちらから ]