2008年04月12日

伊豆・小笠原 明神海丘(4)航海・採集裏日誌 2日目 / 杉田

  • 期間:2008年4月11日〜 4月17日
  • 場所:伊豆・小笠原 明神海丘
  • 目的:深海生物 調査採集
  • 担当:根本 ・ 杉田


4月12日(土)雨
夜の間も船は大きく揺れ続けました。ベッドに横になっていると、体が勝手に寝返りを打ってしまうほどです。
一晩寝て、体調はなんとか回復。昨夜の夕食は一口も入りませんでしたが、朝食はなんとか少し食べ、酔い止めを飲んで初日の潜航に備えます。

・・・ と思ったら、朝から雨が降り出しました。
やはり根本君でしょうか・・・ それとも私?
船も引き続き大きく揺れ、まっすぐ歩けないほどです。

さて、朝のうちは不安だったのですが、きのうの船酔いはどこにいったんでしょう。きょうは全く平気です。
むしろ、隣で作業をしている根本君のほうが少し顔色が悪いような・・・
一晩揺られたら、すっかり体が慣れてしまったみたいです。すごい適応能力ですよね!世界のどこに行っても生きて行けそうな気がしました(大げさ)。

ハイパードルフィンの作業中は基本的にヘルメット着用です!
ヘルメットをかぶっていると、新江ノ島水族館のオープン前を思い出します。今後、えのすいから乗船する時は、青ヘル持参にしてはどうでしょう?

[きょうの写真]
雨の中、ヘルメットをかぶってハイパードルフィン動作確認

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-07 「なつしま/ハイパードルフィン」による伊豆・小笠原 明神海丘 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

今回一緒に乗船している北里大学海洋生命科学部のホームページも同時にお楽しみください。
 [ 北里大学海洋生命科学部ホームページはこちらから

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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