2008年06月25日

沖縄トラフ(3)波に揺られて南下中

  • 期間:2008年6月23日〜 7月4日
  • 場所:沖縄トラフ
  • 目的:深海生物 調査採集
  • 担当:伊藤


みなさまこんにちは。
本日の昼より、なつしまは調査海域である南西諸島海溝へ向けて移動を始めました。
湾を出るやいなや、結構な揺れ・・・ 。
ゆっくりと、しかし大きな振り幅でローリングするような揺れです。心なしか何だか微妙に頭痛がしてきたような気がします。

さて、きょうは水槽の準備をしました。
船では船底から海水をじかにくみ上げて、実験などに使用できるようになっています。
外洋のきれいな海水を水槽に張って、あすまでに冷やしておくのですが、出した水からはなんと湯気がモクモクと・・・ !
実は、真夏の沖縄の表層水の温度は 30℃近くあり、ほとんどぬるま湯です。
あすまでに水槽の温度が下がることを祈りつつ、あすの調査を待ちます。
・・・ っこれ以上パソコンに向かっていると胃から何かがこみ上げてしまいそうなので、きょうはこの辺で失礼します。

[きょうの写真]
ハイパードルフィン越しの水平線(水平線の高さに注目)

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-12 「なつしま/ハイパードルフィン」による沖縄トラフ 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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