朝から雨降りでしたが、潜航には問題なく、予定通り調査が始まりました。
潜航中止になるような大荒れの天気になると、決まって、誰が雨男(雨女)かという話になります。
大きな声ではいえませんが、新江ノ島水族館にも、そういう肩書きのスタッフが数名います。
今回はその手のメンバーが含まれていないのでしょう。
あと6日ありますが、この調子で最後までいってほしいものです。
今回は、生物屋さん(生物系の研究者)が大勢乗船しているので、作業室も賑やかです。
あすからの潜航でもどんどん採集生物が増え、低温室の水槽の中もこれからますます賑やかになってくるでしょう。
[きょうの写真]
砂の中から生物を拾い出す作業。
みんなそれぞれ担当のバットを覗き込んでいます。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-17 「なつしま/ハイパードルフィン」による鹿児島県野間岬沖 深海生物調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。