今回の航海は、2つの研究が合体した形でおこなわれています。前半と後半で、それぞれLeg.1、Leg.2と呼ばれ、乗船研究者が一部入れ替わります。
きょうがその入れ替えの日で、私もLeg.2からの乗船なので、かごしま水族館前の埠頭で「なつしま」を待っていました。
海の色によく映える真っ白な船体の「なつしま」は、午後3時ごろ入港し、荷物や人物の積み下ろしを済ませて、5時ごろ出航しました。
今回私は「研究員B」という一人部屋をいただいてしまいました。しかも、ベッドメイクをしようとしたら、もう、されていました。
個室というだけでも恐縮しているのに、本当になんということでしょう!
申し訳なさを仕事でお返ししようと思いながら、ふと船窓を見ると、なんと、虹!
・・・大気はちょっと不安定です。あした大丈夫かな・・・。
[きょうの写真]
上/鹿児島にてなつしま乗船
中/航海中の部屋
下/虹!
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-17 「なつしま/ハイパードルフィン」による鹿児島県野間岬沖 深海生物調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。