2008年08月13日

鹿児島県野間岬及び鹿児島湾内(6)~コトクラゲを探して~

  • 期間:2008年8月8日〜2008年8月15日
  • 場所:鹿児島県野間岬及び鹿児島湾内
  • 目的:深海生物 調査採集
  • 担当:足立


きょうは、鹿児島湾は自衛隊の訓練がおこなわれるとのことで、この海域への立入りが制限され、潜航はなしです。
その代わりに、ということでもありませんが、きょうは食堂で船内セミナーがおこなわれました。
演者は5人。
鹿児島湾の話と野間岬沖の鯨骨周辺の生物ということで、私もコトクラゲの話をさせていただきました。
食堂にはキャプテンをはじめ、沢山の船員さんたちが集まってくださいました。
私の他は、大学の教授、准教授、客員教授というそうそうたる顔ぶれでしたので、私も内容はもちろん、講義の進め方についても勉強になりました。
そのあとは、生きものの拾い出しやら何やらであっという間に夕飯の時間になり、その後は1日早い打ち上げパーティーとなり、船長、機関長、運航長をお招きして、いろいろお話を伺ったのでした。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-17 「なつしま/ハイパードルフィン」による鹿児島県野間岬沖 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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