2008年09月02日

本州南方黒潮海域(5)

  • 期間:2008年8月29日〜2008年9月2日
  • 場所:本州南方黒潮海域
  • 目的:サルパを中心とした調査航海
  • 担当:北田


今朝、採集した生物を梱包しました。
水族館の荷物だけではなく、大きなプランクトンネットもこのようにコンパクトになりました。

桜島を眺めながら携帯でトリーター日誌を打ち、淡青丸は鹿児島港に着きました。
ひさびさの陸地です。
研究資材をトラックに積み込み、本航海研究チームはそれぞれ帰って行きました。

私は、これより“えのすい”に戻り、深海生物展の撤収準備に取り掛かります。

多分深海生物展が終わった頃に、本航海で採集された生物を展示すると思います。

[きょうの写真]
写真1/折りたたまれたプランクトンネット
写真2/桜島

写真1 (C)JAMSTEC写真1 (C)JAMSTEC

写真2 (C)JAMSTEC写真2 (C)JAMSTEC


東京大学海洋研究所・海洋研究開発機構(JAMSTEC)KT08-21「淡青丸」による本州南方黒潮海域 サルパ関連生物調査

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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