2008年11月24日

長崎(1) 道路は続くどこまでも / 伊藤

  • 期間:2008年11月23日〜2008年12月5日
  • 場所:長崎
  • 目的:深海生物 調査採集
  • 担当:植田 ・ 伊藤


みなさまこんばんは。魚類担当の伊藤です。
今回は、長崎大学の調査船「長崎丸」が実施する深海生物調査に参加させていただけることになりました。
今回の乗船場所は九州の北端、長崎です。
普通なら飛行機で現地まで移動するところなのですが、生物運搬などの事情があり、水槽設備を積んだ車での移動です。
神奈川県から北九州まで走行距離約 1,270km・・・
自分にとっては、かつてない長距離移動、気合と不安と入り混じる心持です。
一緒に調査に参加するのは「相模湾の生き字引」ことベテラントリーター植田さんです。

午後2時頃水族館を出発し、厚木ICから東名へ。
途中、4時間おきにPAで休憩しつつ、何度か運転の交代をしながら、ひたすら西へ走りました。
東名から名神、まだ名古屋、距離感がおかしくなって来ます(100kmが「ちょっと先」みたいな感じです)。
名神から中国、まだまだ兵庫、どこまでも続く暗闇の中国道を夜通し走り続け、17時間後の早朝にやっとこさ九州に入りました。
実は調査は3日後からで、それまでは大分にて別の目的を果たします。
さて、きょうのところは温泉にでも浸かり、こわばった体を休めたいと思います。

それにしても無事到着して、まずは安心しました。

九州のPAにて。機材満載の社用車九州のPAにて。機材満載の社用車

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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