2009年01月20日

沼津 戸田(1)めざせ乗船! / 根本

  • 期間:2009年1月20日〜2009年1月21日
  • 場所:沼津市戸田
  • 目的:深海生物調査採集
  • 担当:根本 ・ 北嶋


ついに出番がやってきました!
そうです!深海トロールの時期がやってきたのです!
“えのすい”の深海生物採集は漁船にも乗ります。
さて、なぜこの時期かというと、この時期は気温が低くトラックで生き物を運んでも外の気温で暖まらないからです。
水族館にとって最も都合よく深海生物を運ぶことができる時期が冬なのです。
しかし、冬の海は荒れやすく船がでない事がよくあります・・・ 。
私は去年、2回行って 2回とも海が荒れて船が出られず漁に出ることができませんでした。
そのとき深海担当3人の中で自分だけが乗れなかったので、「あいつが行くと海が荒れる」とまでいわれてしまって、えらい悔しい思いをしました。
今度こそ!今回は気合いが入っています!

今回のパートナーはうおゴゴロやフィンズなどのショーでもおなじみの北嶋さん。
自分と同い年の女子。
船上での 12時間以上に及ぶ波と船酔いとの戦いに、自ら志願した根性のある人なのです。
さらに、トロール漁船にはトイレがありません・・・
女の人にはかなり厳しい環境のです。
本人は、
「大丈夫です」
「いざとなったら海へ飛び込みます」
といっていたけど、飼育のみんなは気が気ではありません・・・ 。

前日の強風も収まり、午後3時頃水族館を出発!
目的地は静岡県沼津市の戸田。深海生物のトロール漁で有名な場所で、タカアシガニやアカザエビなどが多く水揚げされる港町です。
水族館からおよそ3時間、トラックに1tの海水を積んで峠越えです。

つづく

1tトラック1tトラック

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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