7月31日
絶滅しそうな生き物に会いに行こうと思ったのは、子どものころに読んだ本の影響が強い。
その本は「天然記念物の動物たち」。
畑正憲さんの本。つまりムツゴロウさんの本。
中学の時、畑さんの本が好きで、古本屋見つけるたびに買いあさって読みまくっていた。
その中でも印象が強かったのがこの本。
この本はいくつかシリーズがあり、ムツゴロウ氏が山、川、海へ天然記念物の動物たちへ会いに行き、その動物達との心温まる交流と体験が書かれたもの。
これを読んだ中学生の私は「こんな旅きっとメチャクチャ楽しいだろうな~、大人になったら本の通り会いに行ってみたいな~」と思っていたものだった。
そしてついに去年2箇所回ることができた。
出張で行った青森の下北半島では「北限のサル」、福島へ水族館を見に行ったついでに、いわき市の賢沼寺の「賢沼のオオウナギ」。
しかし、日本全国にわたっていて日帰りでは難しいのでなかなか進まない・・・ 。
そこで今回のテーマ水槽の順番が回ってきたときに「天然記念物は難しいけれど、県内のレッドデータなら日帰りで行けるはず!?」ということで、今回のテーマが「レッドデータブックの生き物たち」となったのでした。
8月に入ったら休日をフルに使って探しに行こうかと思います。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。