2009年09月12日

富山湾(5)9月12日

  • 期間:2009年9月8日~9月14日
  • 場所:富山湾
  • 目的:オオグチボヤ調査
  • 担当:北田


「だーりあー!」
ハイパードルフィンの新技が決まった瞬間である。
この航海が始まって最初の日、ハイパードルフィンチームのCさんが作成した発明品である。

金魚すくいのポイのようなものである。
オオグチボヤやイソギンチャクをそのままマニュピレーター(手)で捕まえると傷ついてしまう。
なるべく生物に触らずに採集したい、そんな思いから開発されたのがこの道具である。
使い方はマニュピレーターに持たせて海底の生物をすくい上げるように採集する。
つかみ所の無いダーリアイソギンチャクも、この通りゲット!
生物がちょっと網から弾むこともあるけど、しっかりサンプルボックスに入りました。

すくい上げるように採るべし!

きょうも海底で深海すくいがおこなわれる。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-16「なつしま/ハイパードルフィン」による富山湾オオグチボヤ調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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