2009年09月26日

トカラ列島(1)9月26日:もう一つの江ノ島

  • 期間:2009年9月26日~10月5日
  • 場所:トカラ列島
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:北田


みなさん、こんにちは。
10日ぶりの航海日誌になります。

本日「なつしま」へまた帰ってきました。
今回は博多からの乗船です。
これから一日半ほどかけて調査海域へ向かいます。
ハイパードルフィンによる調査はあさってからを予定しております。
今回はどんな深海生物がいるでしょうか?
楽しみです。

さて、本日9時ごろ博多港を出航し、現在南下中の「なつしま」ですが、途中江ノ島が見えてしまいました。

テレビのお天気カメラの江ノ島ではありません。
本物の江ノ島です。

実は長崎にも江ノ島があるのです。
漢字も一緒です。
近づくことはできませんでしたが、神奈川の江の島よりもかなり大きく見えました。
ただ陸とはつながっていないので、船で来てもらう形になりますね。
ここに水族館を作っても、江ノ島水族館になります。

[きょうの写真]
長崎の江ノ島

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-17「なつしま/ハイパードルフィン」によるトカラ列島深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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