ただいま夜の10時半。
豊潮丸は、愛媛県の今治港に着岸しています。
きょうも水中集魚灯をたいて、ヒクラゲの出現を観察しているところです。
きのうとはうって変わって、今のところヒクラゲはまだトータルで数個体しか観察されておりません。
また、きのうの宇野港(岡山県玉野市)では、サイズもいろいろだったのに対し、こちらは大きいものばかりです。
さて、このあとヒクラゲは、やって来るのでしょうか。
さて、この航海には、北は北大、南は鹿児島大まで、さまざまな研究対象の先生と学生さんたちが乗り込んでおり、興味深いお話をお伺いでき、とても新鮮です。
また、調査に使う道具も様々で、それらを見るのも楽しいです。
添付の写真はドレッジで採集した泥のなかから、研究に必要な生物を拾いだしているところです。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。