2009年10月30日

豊潮丸~瀬戸内海(9)

  • 期間:2009年10月26日~10月30日
  • 場所:瀬戸内海
  • 目的:クラゲ採集
  • 担当:足立


航海最終日は、いつも目の回る忙しさです。
採集生物をできるだけ元気な状態で持ち帰るために!
飼育チームはある意味ここが勝負どころです。
きょうはチョウクラゲと小魚を送りましたが、あとは 無事に着くことを祈るばかりです。

生物と飼育器材の梱包が終わると、次は掃除!
立つ鳥後を濁さずの心で、水槽周辺、居住スペースの清掃です。
きょうは、
「12時から甲板大掃除!」
と通達されていました。
どんなことをするのかと思いましたら、甲板全体を全員でデッキブラシでこすり、救命胴衣を洗って干すという作業でした。
学生時代に受けた乗船実習を思い出しました。

豊潮丸は、予定通り午後2時に呉の広島大練習船基地に還ってきました。

研究者のみなさま、船のみなさま、お世話になりました。
ありがとうございました。

デッキブラシで甲板大掃除デッキブラシで甲板大掃除

救命胴衣を干しています救命胴衣を干しています

豊潮丸は広島大学水産学部の練習船です豊潮丸は広島大学水産学部の練習船です

クラゲファンタジーホール

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

RSS