2009年10月30日

インド洋(1)航海日誌No.1

  • 期間:2009年11月2日~11月18日
  • 場所:インド洋
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本


こんにちは、えのすいトリーターの根本です。

さあ、インド洋航海が始まります!
いわずと知れた日本の深海研究の要、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査航海に参加させてもらうのです!

JAMSTECといえばあの映画「日本沈没」で登場した有人潜水調査船『しんかい6500』や戦艦大和とほぼ同じ大きさを持つ巨大な地球深部探査船「ちきゅう」ををもつ研究機関です。
他にもさまざまなハイテク調査器機を駆使し地球の奥底の秘密を解き明かそうとしている世界でも指折りの深海の研究所です。
日本近海はもちろん、世界各地で深海のさまざまな分野で活躍しています。

今回のインド洋の調査も日本が世界をリードする調査地点の一つですが、まだまだ謎だらけの場所です。
今回はどんな調査になるでしょうか楽しみです!

今回も新江ノ島水族館の役目は、研究者の方の研究用の生物を船上で飼育し無事持ち帰る事、そして“えのすい”で長期飼育法の確立と生態の解明することの大きく分けて2つです。
順調に行けば11月の後半ごろに実験中の生物を展示することができると思います。
みなさまおたのしみに!!


海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK09-13「よこすか/しんかい6500」によるインド洋深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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