2009年11月05日

インド洋(7)航海日誌No.7

  • 期間:2009年11月2日~11月18日
  • 場所:インド洋
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本


きょうで最後の回航です。
きょうの夕方に調査海域に到着です。

船の揺れにもだいぶ慣れてきました。
ダウンしていた研究者の方の顔色もよくなって、ご飯も食べられるようになってきているようです。

きょうもとっても良い天気。空も海も青くどこを見ても何も見えません。
朝6時半ごろ起きて外に出て「クジラとか見えないかな~」とボ~ッと見ていますが、全然見えないです。
ひたすら海ばかり。でも朝日と潮風で、眠がさめてすっきりします。

のんびりした生活もきょうで終わりです。
あすからは「しんかい6500」でのインド洋の深海調査が始まり、船上は祭りのような忙しさになります。

インド洋の海底はまだまだ未知の世界で、へんてこな生き物も多くいます。
どんな生き物がどんな暮らしをしているのか楽しみです。

あす調査ができるかどうかは天気次第。あす天気になることを祈ってきょうはもう寝たいと思います。

ちなみに、ここと日本では4時間の時差があります。これを書いているのは日本ではもう朝方ですね。

それではおやすみなさい。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK09-13「よこすか/しんかい6500」によるインド洋深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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