2009年11月30日

インド洋(14)航海日誌No.14 ~インド洋調査航海物語~

  • 期間:2009年11月2日~11月18日
  • 場所:インド洋
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本


一晩経ち、バケツ内の水温も設定値になって安定している。
エビのようすはどうか・・・ ?
恐る恐るバケツを覗くと、泳いでいる!
あのひっくり返ってピヨピヨしていたエビがしっかり立っているうえに、泳いでいるのだ。
おー!成功だ♪
水温を上げた効果が出たのか、時間的なもので状態が良くなったのかは実際にはわからないけれども、少し暖かい水温で飼育するのは悪くないようだ。
ちゃんとした比較実験ができないのが残念。
でも、とにかくよかった!

このように飼育しながらも、生き物に良い状態を探し出すのも船上での大事な仕事なのです。
元気になった時はものすごくうれしいし、今後の飼育にも役に立つ大事な経験を得ることができます。
このような試行錯誤をおこなっていると、作業が終わるのが夜中になってしまいますが、寝不足がつらいですが、すごく楽しいです。


海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK09-13「よこすか/しんかい6500」によるインド洋深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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