2010年12月07日

ボストンIMATA国際会議(5)

  • 期間:2010年12月3日~12月9日
  • 場所:アメリカ マサチューセッツ州 ボストン
  • 目的:国際海洋動物トレーナー協会(IMATA)国際会議への出席
  • 担当:石川


気が付けば残り2日、おやつの時間が来るのは遅いのに、時のたつのは早いもの。
本日は丸1日勉強会です。
睡眠不足(決して遊んでいるわけでは・・・)がたたって、難しそうな話だと睡魔に襲われそうになりながら、赤い目をこすり聞いてまいりました。

本日の午前の部では、
・初日に紹介しましたミスティック水族館で実施されたスカイプセッション
・オーシャンパーク香港のジャイアントパンダのトレーニングセッション
・シーワールドサンディアゴからアシカとコツメカワウソのトレーニングセッション
がおこなわれました。

そして午後の部では、アラスカのシーライフセンターからトドのトレーニングセッションを生で同時中継しながら、採血や超音波診断を行ったり、ショーをおこなってその後、ショーの内容のトレーニングについて、実際に動物たちと実践しながらセッションし、こちらのクエッションにも回答してもらえるという、LIVE REMOTE SESSIONを織り交ぜながら進められました。

世界各国から参加するだけでなく、世界のさまざまな地域と生でつながって行うセッションは、まさに世界会議にふさわしいものでした。
昔の生中継みたいなタイムラグもほとんどなく、簡単につながることができる環境が、私たち個人のレベルですぐに可能なのです!

また昨夜のニューイングランド水族館のインフォーマルプレゼンテーションでも、今回日本の窓口をされ、多岐にわたってお世話になった山本氏が関西の専門学校の講師をされていることもあり、そこの学生たちとスカイプで講義中継を行ったことも会のなかで報告され、大変高い評価を受けていました。
日本人として誇りが持てる瞬間でもありました。

そして実はそのインフォーマルプレゼンテーションで、当館のビデオプレゼンテーションもおこなわれるはずでした。
各国から 15園館、さまざまな水族館のビデオプレゼンテーションがありましたが、日本からは当館だけでした。
水族館内でおこなわれていた会と同時進行で、見に来る人も任意なため、全体の1/3くらいしか会場にはいなかったのですが、結局予定より押してしまい、当館を含めた 2館は、本日の最終、全員の目の前でおこなわれることになったのです。

当館のビデオを流すにあたって山本氏より、日本でも大変歴史のある水族館で、イルカの繁殖についても日本国内でもっとも実績を上げている水族館のひとつであることを紹介いただきました。
この場をお借りして、山本氏には謝意を表したいと思います。
例年以上に日本にとってはさまざまな意見が飛び交う中、奮闘していただきました。
また短い時間でビデオを作成いただいた広報室のMさんにもお礼をいいたいです。

ビデオが流れた後、他館の方からとてもよかったというご意見もいただくことができ、私も誇りに思っています。
私自身はちょっと舞い上がっていて、うわずってしまったんですが・・・。

さてあしたは最終日、迎えてみるとあっという間です。
最後まで気をひきしめて頑張ります。

ビデオプレゼンテーションビデオプレゼンテーション

ビデオプレゼンテーションビデオプレゼンテーション

ビデオプレゼンテーションビデオプレゼンテーション

ビデオプレゼンテーションビデオプレゼンテーション

ペンギン・アザラシ

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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