2011年02月11日

沖縄トラフ(3)KY11-02航海日誌3日目 / 北嶋

  • 期間:2011年2月9日~2011年2月13日
  • 場所:沖縄トラフ(伊是名海穴、伊平屋海嶺、南奄西海丘)
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:北田・北嶋


大荒れです。
きのう未明に船は名護湾まで逃げてきました。
潜航はもちろん中止。残念でなりません。
その後も揺れを避けて、船は沖縄本島をぐるりと西から東へと移動してきました。

潜航がなくなり、この荒れ模様で下船もできない状況のため、船上で時間ができました。そこできょうは、船内の探検やら、昨日サンプリングされた生き物の写真を撮ったり、ゴエモンコシオリエビについているゴカイを数えてみたり、水槽の水質を計ってみたりしていました。
それから勉強も・・・。(下船したらすぐに飼育員のための試験があるのです。)

ゴカイは、なぜかほとんどゴエモンのハサミ肢についていて、なぜその場所を選んでいるのか不思議で面白いです。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)KY11-02「かいよう/ハイパードルフィン」による沖縄トラフ深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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