2014年05月24日

豊潮丸~日本海(5)豊潮丸航海5日目/笠川

  • 期間:2014年5月20日~5月29日
  • 場所:日本海
  • 目的:ベントス・プランクトン調査・採集
  • 担当:杉村・笠川


本日は天気も快晴、体調も絶好調です。
朝、ネット曳きをする前に少し海面を眺めていたのですが、けっこうクラゲが漂っていました。
クシクラゲの仲間やゾウクラゲ、サルパなどがポツポツと。
採れそうなものを網ですくってみたところ、大きなカラカサクラゲも入りました。
見たこともないビックサイズです。かなり立派なしめじのようです(笑)。
ネット曳きでは、ヨウラククラゲの一部が入っていました。たくさんの個虫が連なっていてきれいで面白いクラゲです。

続けてステーションを変え、再び調査開始。
また機械を沈めている間、海面を眺めていたら、ビニールゴミが漂流していました。


何かくっついているかなと思い、すくいあげてみたところ、エボシガイの稚貝がびっしり。また、ガザミの稚ガニやナガレモヘラムシ、1cmちょっとのハナオコゼなどが付いていました。
流れ藻もそうですが、漂流物はなかなか面白いものが付いているなと今回とても思いました。
これから今夜は港に入り、夜間採集です。何が見られるか楽しみです。


広島大学「豊潮丸」よる日本海ベントス・プランクトン調査・採集

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

RSS