本日で船を降ります。10日間の航海が終わりを迎えます。
しみじみと今回の航海を振り返っていたいところですが、私たちえのすい組にはまだやらなくてはいけないことがあります。
とても大事な作業。
そう!生物の輸送のためのパッキングです。
これをやらなければ、水槽などのものも片付けられず、みんなと一緒に下船できません。朝からてんてこ舞いです。
船内の掃除を他のみなさんにお願いして、私と杉村トリーターは手分けして作業です。
汗だくになりながらも、無事、下船までには間に合いました。
そして、宅配業者さんに荷物を預け、無事届けよ!と願をかけて、送り出しました。
私たちも神奈川に帰ります。今回の航海は、とても濃厚なものでした。
私は人生初なくらいの日焼けをしました。ほとんどが甲板での作業だったため、かなり焼けました。勲章です(笑)。
広島大学の大塚先生を始め、学生のみなさま、ともに乗船した研究者のみなさま、船員のみなさま、私たちを航海に送り出してくれた“えのすい”のみなさま、本当にありがとうございました。
今回の成果として持ち帰った生物は、追って少しずつ展示に出していきたいと思います。
みなさんも楽しみにしていて下さい。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。