本日で採集最終日です。
瀬戸内海でのドレッジとソリネットをおこないました。
調査ステーションまでには手のひら大のアカクラゲをたくさん見ることができました。
船の周りは海で遠くに瀬戸内海の島々がうっすら見える程度でした。
そんなところでも海底までたったの 20mほどでした。
相模湾だったら、沖合まで行くと水深は普通に 500~ 600mにもなるのに、今回の航海でいった日本海のステーションの海底もほとんどが 100mほどで底質は泥と砂でした。
生物としては、ゴカイ類が多く、大きな生物だとクルマエビやシャコの仲間などが入りました。
本日は愛媛県の長浜港に入港です。
恒例の漁港まわりをしていると、釣り人の方から面白い情報を得ました。
どうやら近くに、校内に水族館がある高校があるとのこと。
愛媛県立長浜高等学校です。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
広島大学「豊潮丸」よる日本海ベントス・プランクトン調査・採集