本日は私が参加する最終日。たまたまですが、今回の学生さんの担当する最後の現場調査でもありました。
めったに人が入らない場所らしく、沼の手前に高く伸びたヨシをかき分け、アブやカにバシバシ刺されながら、やっと沼にたどり着きました。
流入河川の河口に位置するためか、これまでの水域とは明らかに異なります。泥にずぶずぶと足を取られる感じが、ちょうど相模湾の干潟を歩いた時に近い感触です。
肝心の貝ですが、きのうまでの水域では、歩くたびに足にゴッツゴツと貝が足に当たるほどでしたが、きょうはそれがありません。
案の定、設置した調査区内でも全然貝が見つかりません。
頻繁に飛び交う戦闘機を眺めながら、あーあ、やっぱりいないか、と思った矢先、小さな貝が一粒、ジョレンに入りました。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。