本日は午前から「操練」がおこなわれました。
操練とは、船の緊急時の避難訓練だと思ってください。
これまで、「なつしま」や「新青丸」の航海でも操練はおこなってきましたが、特に今回は非常に寒く、海水温も低い場所が調査海域であるということで念入りにおこなわれました。
私たち研究者は、居室にあるヘルメット、救命用ベストそしてイマーションスーツ(防寒スーツ)をもって「よこすか」のファンネルデッキ(船の最上階に当たる広いデッキ)に集合した後、一等航海士よりさまざまな諸注意を受けました。
今回はそれだけではなく、イマーションスーツの着用訓練を初体験することができました。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)YK16-16 西部北太平洋「海洋酸性化の進行とその影響に関する研究」及び「海底電磁気観測による津波の早期警戒」を目的とした調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています