本日航海3日目です。
天気は快晴、伊東の港近くは穏やかですが、沖合はうねりが強いです。
本日は、午前中に初島沖にダイブです。
しかし潜航開始の時、うねりが強くてハイパードルフィンを甲板からなかなか釣り上げられず、20分ほど待機です。
キャプテンの指示で新青丸の向きを変えることで、しばらくすると船は安定し、ハイパードルフィンは無事に相模湾の海底に沈んでいきました。
きょうは、甲板から見える富士山が綺麗に雪化粧でとっても美しく、さらにハイパードルフィンの後ろには初島がくっきりと見えていました。
何度もこの海域に来ていますが、きょうのような景色を観るのは初めてです。
ついつい、カメラのシャッターに指がいってしまい、いつの間にか連写モードに・・・
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)KS-20-1 新青丸/ハイパードルフィン 「シンカイヒバリガイ類の共生細菌取込みに関する研究航海」を目的とした調査航海
新江ノ島水族館は、JAMSTECと深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています