みなさん、こんにちは!
魚やクラゲを担当するトリーターたちは、フィールドに出ての調査や研究を頻繁におこなっていますが、海獣類を担当しているトリーターたちも昨年の8月からフィールドに出ての調査を開始しました。
研究目的は相模湾と東京湾に生息する鯨類種の特定をすることです。
東京海洋大学と株式会社ファスマックと共同で目視調査と環境DNAから種の特定する研究を進めています。
環境DNAは採水した海水を調べることで、そこにどんな生物がいたかわかるというものです。
月に1回をめどに、東京海洋大学の「青鷹丸」に乗船して、三崎港から伊東港、網代港間を航行中に鯨類を探します。
朝 7:00、朝焼けがきれいな三崎港を後に、いざ鯨類を探しに出航です。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。