きのうに引き続き高知でサンゴの産卵調査です。
と言っても産卵が見られるのは夜なので、それまでは時間があります。まずは朝起きて 7時30分から、昨晩潜った海をシュノーケリングで探索します。
夜の魚たちはサンゴの間などで休んでおり、とても静かな海でしたが、それと打ってかわって、チョウチョウウオをはじめとした魚たちで賑わっていました。
サンゴのポリプを食べるヤリカタギやミスジチョウチョウウオ、イソギンチャクと共生してるクマノミ、そして、小型のマダラトビエイも見ることができました。肝心な写真ですが、上手く撮れず・・・
サンゴの種類数やその量は大変豊富でした。相模湾でサンゴの調査をしていますが、量は高知県の方が断然多かったです。
日中は 皇室ご一家の生物学ご研究 で展示するハゼを求めていざ出発!
まずはこのポイントでトライです。狙いはヒナハゼです。
ベテランの園山トリーターがどんどん採っていきます。
続いては河口に移動し、シモフリシマハゼを狙います。
結果的にはシモフリシマハゼは見られませんでしが、その代わりゴマハゼを始めとした複数種のハゼを採ることができました。
後はこれらを “えのすい” に持ち帰るだけです。
さてさて、そうこうしているうちに夜が近づいてきました。
昨夜はサンゴの産卵を見ることができませんでしたが、きょうは何としても見たい!
結果はまた今度お知らせいたします。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。