水族館の開館前に、水族館前の桟橋でクラゲの採集調査が可能だということで、朝 7時15分に水族館スタッフと待ち合わせて、クラゲの採集を試みました。
我ながら、いつでも、どこへ行っても、安定して同じことをやっているなあ、と、おかしくなってしまいました。ちょっと自慢も入っています。
でもこれは「我」だけではなく、クラゲ関係者の多くがやっていることだし、別の分野ではその道の人が、それぞれ「◯◯関係者あるある」なことを、きっと世界中でやっているんだろうな、、、と思うと、ちょっと面白いです。
しかし結果は、1mmのヒドロ虫 1匹。 こんな日があるのも多分世界中どこでもあることなので、仕方ないです。
この 1個体は、一緒に調査したシンガポール大学の研究者にお渡ししました。
浮桟橋にはサンゴや海藻が付着していて、その面を切り取ったごと持って帰りたいぐらい、きれいでした。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。