朝 8時から、ラボで作業を開始しました。
きのうのミツデリッポウクラゲが放卵放精して、プラヌラになっていないかどうかを確認するために、一晩置いた飼育水をプランクトンネットで濾し、顕教したところ・・・
結果は・・・
いませんでした。残念。
と思っていたら、ミツデリッポウクラゲは、オスがメスに精子の塊を渡す、交接タイプのクラゲでした。
でもプラヌラは観察できず。
お昼前には退所しなければならないので、すぐに片付けを開始しました。
12時30分の船で、セント・ジョーンズ島を後にしました。
三宅教授、三宅研究室の学生さん、シンガポール大学の学生さんと一緒に昼食を食べ、学生さんの指導教官の教授へのご挨拶のため、バスでシンガポール大学へ。
そして、シンガポール・オーシャナリウムの内覧会へ。
入って最初のコーナーがクラゲ でした!
大きなミズクラゲ水槽、大きな円柱水槽、大きなクレイセル水槽に、10種のクラゲ! 自分がますます小さくなったように感じてしまう、巨大なクラゲコーナーでした。
1滴の水の中にプランクトンがたくさんいるというところからストーリーが作られているので、最初がクラゲなのだそうです。
そしてラスト近くが深海コーナー。 大きな深海生物の標本を 2t以上ありそうな液浸水槽で展示しており、こういう展示もありだなと思える、迫力がありました。
模型やレプリカの使い方が効果的で、深海世界に没入できる感じでした。
くわしくは 7月23日のオープンまでは秘密ということなので、またの機会にご紹介できればと思います。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。