みなさんこんにちは! 八巻です。
長かった航海もついに終了の日がやってきました。
7月31日、私含め船に残る一部を除き、研究チームは15時に通船でJASMTEC横須賀本部へ下船することとなりました。
終始台風に翻弄されたり、途中私含め一部緊急下船があったり、最後は津波の影響も受け、本当にいろいろなことがあった航海でした。
そんな中、航海と調査の遂行と乗船者の安全確保に努めてくださった「かいめい」キャプテンはじめ乗組員のみなさま、「KM-ROV」の運航に最善を尽くしてくださった運航長はじめ運航チームのみなさま、そして寝る間を惜しんで調査の調整に尽力してくださった首席、次席研究者の方々はじめ、たくさんの新たな発見や喜びを共に体験することができた乗船研究者のみなさま、この場を借りて、厚く御礼申しあげます。
航海中、研究者のみなさんが撮ってくださった写真から、航海のようすと共に 1か月を過ごしたみなさんのようすをご紹介します。
さて、その後生き物の世話で船に残りましたが、うれしいことが 3つ!
以上を持ちまして、私の今回のKM25-06C 航海日誌としての筆を置かせていただきます。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
ご紹介した生物たちは順次展示予定です。ぜひご来場ください。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
オーシャンショット研究助成事業は日本財団の助成を受けて笹川平和財団海洋政策研究所によって実施されている。