2026年08月29日

江奈湾潜水調査

  • 期間:2026年 8月 29日(土)
  • 場所:江奈湾
  • 目的:生物相調査
  • 担当:加登岡・園山


8月下旬は気温が低い日が多くなりました。
今回の調査日も気温は低く、雨が降ったりやんだりの不安定な天気でした。しかし、海の中はまだまだ温かいですよ。
江奈湾の調査は自身では今回で 3回目となります。それぞれ江奈湾でも場所が異なり、1回目は干潟、2回目は湾内の干潟に近い水深 1~2 mで潜水調査、そして今回は干潟から少し離れた場所にある、磯に潜って生物を調査しました。

三浦半島の三崎周辺では、エンタクミドリイシなどの六放サンゴの仲間が増えてきています。今回もミドリイシの仲間が確認されてきている海域に近い場所なので、もしかしたらいるのではないかと潜水調査開始です。
磯からダイビングを開始すると、まず見られたのはアンドンクラゲでした。8月 1日に干潟に近い場所で潜った際も見かけましたが、磯側にもちゃんといましたね。そのまま少しずつ沖の方へ移動していきますが、水深は 2~ 4 mほどで、深い場所でも 8 mくらいでした。
期待しているサンゴはというと、八放サンゴのユビノウトサカがお出迎えしてくれました。ぱっと見 エンタクミドリイシにも見えるので、一瞬「おっ」となるのですが、

毎回騙されます。

さらに進んでいくと、カジメの海中林があるではないですか! 江の島ではほとんど見られなくなってしまっているため、感動しました。進めど進めどカジメだらけで、岩肌の観察が難しいくらいでした。この状態だとサンゴはいないだろうな… と思いつつも、カジメの繁茂に感動しました。

水中は岩場が点在していましたが、その間は砂地で、トビエイとヒラタエイを見ることができました。定置網でも見られる種ですが、こんな沿岸の場所で見られてとても感動しました。
トビエイは休憩中でしょうか、じっと海底で動きません。

その他にもメジナやクロダイ、クロホシイシモチやクツワハゼ、ウツボにムカデミノウミウシなどを見ることができました。サンゴは他にキバナトサカを見ることができましたが、結局六放サンゴの仲間を確認することができませんでした。干潟が近く、川があるため、やや海水に濁りがあったのもエダミドリイシ類がいない要因なのかもしれません。私自身、江奈湾は昨年から行くようになりましたが、ちょっと場所を移動するだけで、環境ががらりと変わるこの湾は毎回感動します。チゴガニがいたり、ウミエラがいたり、カジメがあったりととても面白い海です。
今後も、海中のようすがどう変化していくか、調査を続けます。


※今回の潜水調査は、事前にみうら漁業協同組合に許可をいただいたうえで実施しています。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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