2026年09月08日

小田和湾潜水調査

  • 期間:2026年 9月 8日(火)
  • 場所:神奈川県横須賀市小田和湾
  • 目的:生物相調査
  • 担当:加登岡・園山


今回の調査は小田和湾です。初めて潜る地点ですので、事前に下調べをして、サンゴがいそうな場所にあたりをつけていざ出発!
小田和湾とは当館もゆかりがあり、小田和湾で見られたアマモ場を再現した水槽があります。水槽立ち上げ当初のメンバーは小田和湾にアマモがあることを確認し、水槽を作成しましたが、現在の担当メンバーは小田和湾の海に実際に潜ったことがないため、現状を知るためにも今回の調査は大切でした。

潜れそうな地点を探しながら、いざ準備。外海はそこそこ波が高かったですが、湾内は落ち着いており、そこのポイントで調査開始です。アマモ、そしてサンゴはあるのでしょうか!?

潜水を開始して、1秒! なんとそこは………

何も見えない…

砂地の環境であったため、波で砂が舞い上がってしまい、全く周りが見えません。一緒に潜っていた園山トリーターといましたが、1 mの距離にいないと影も見えず、見失ってしまいます。水深が浅く、立つことができる深さであるため水面でお互いを確認しながらぴったりくっついて泳ぎます。
写真で見てみると分かると思いますが、目の前にいる園山トリーターの足は見えても、その先につながっているはずの体が全く見えない状況です。

岸に沿って進めど進めど何も見えず、水面でちぎれて漂うコアマモを横目に、透明度が良ければアマモ場が見られたんだろうな… と思いながらも、引き返す判断をしました。
戻り途中で、急に透明度が良くなる場所があり(といっても 50 ㎝先が見える程度)、園山トリーターが急潜水します。慌ててついていきましたが、なんとそこには探し求めていたミドリイシの仲間が! ほとんど何も見えない場所で、奇跡的に一群体だけ見つけることができました。水深もわずか 1.4 mほどの深さです。

その周辺を地を這いながらくまなく探しましたが、結局見つけられたのはこの 1群体だけでした。

それ以上の調査は断念し、岸に戻って片付けをしていると地元の人とお話ができました。その方の話によると、かつては繁茂していたアマモや海藻が減少してしまったようです。それに代わってサンゴや南方系の色とりどりの魚が多く見られるとのことでした。
次は透明度が高い時に再度挑戦したいと思います。そのときにはもっとたくさんのサンゴを見つけられるかもしれません。


※今回の潜水調査は、事前に長井漁業協同組合に許可をいただいたうえで実施しています。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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