
東北地方南部以南、東シナ海、黄海、中国沿岸に分布しています。他のコウイカの仲間と姿かたちが似ていますが、このシリヤケイカは胴の後端(写真左奥)にとげが無く、尾腺という穴が開いているため見分けることができます。尾腺から茶色の分泌液を出し、尾腺の周り(胴の後端)が汚れたように見えることから「尻焼け」と呼ばれています。
獲物を見つけると体色を変化させながら、そっと近づき触腕を伸ばして瞬時に捕まえます。体色は茶色や灰色に変化し、白の斑点模様があるのも特徴的です。これらの色をイルミネーションのように変化させる、そんな姿が見られるかもしれません。