
インド洋やフィリピン、ニューギニアなど西部太平洋に分布し、日本では鹿児島県の口永良部島でも確認されています。名前の通り、サンゴ礁域の海底に生息しています。大きさは 70㎝ほどになる、小型の卵生のサメです。夜行性で、日中は岩陰で隠れていることが多いです。
当館の太平洋 サメ水槽で産卵し、このたび赤ちゃんが誕生しました。昨年秋に繁殖を目的として、アクアワールド茨城県大洗水族館と生物の交換をおこない、当館に搬入した個体との間で生まれました。サンゴトラザメの赤ちゃんは、成魚と異なり、黒とグレーの縞模様をしています。成長に伴い体色は茶褐色となり、白と黒のマーブル模様が現れます。同じ卵生のイヌザメと比べると小さく、孵化後の餌付けにはやや苦労しましたが、初めて餌を食べた瞬間はとても感動しました。
まだ小さく、どこか頼りなく見えるかもしれませんが、れっきとしたサメの仲間です。赤ちゃんの時期にしか見られない体色や模様の違いを、ぜひご覧ください。