みなさんこんにちは。
新人トリーターの村井です。
数日前にトリーター日誌を書いたところですが、本日うれしいことがあったので勢いでもう一度書いています!!
きょう、バックヤードにいたコウイカ(※)が展示デビューしました!!
このコウイカ、1か月ほど前に江の島の定置で採集され、えのすいにやってきました。
先輩トリーターに「イカが来たよ!」と言われ見てみると、小さめのコウイカが搬入されていました。
来た当初は痛々しく白くなった傷がたくさんあり、腕も硬直している感じがして無事に元気になってくれるのだろうか…と思っていました。
イカの仲間は薬を使った治療が難しいため、とにかくたくさん餌を食べてもらってコウイカ自身の回復力で治してもらうしかありません。
ここでの問題は、「コウイカが餌を食べてくれるか」です。
自然から来た生き物は最初から水族館で使用している冷凍の餌を食べてくれるわけではありません。より自然に近い餌からさまざまな工夫をしながら徐々に慣らして冷凍の餌へと切り替えていきます。現在展示しているアオリイカが冷凍の餌に切り替えるのに1か月以上かかったこともあり、かなり心配していました。
が、しかし、なんと数日で冷凍の餌をむしゃむしゃ食べてくれるようになりました!!! なんやかんやでむしゃむしゃ餌を食べ、やっと! 傷が治りました!!!
待ちに待った展示デビューです!!
デビューの映像がこちらです!
おまけ1
イカは腕が10本ありますが、通常外から見ると 8本しか見えません。
残りの 2本は触腕と呼ばれる特別な腕で他の 8本の腕の中に収納されています。
コウイカ搬入時に腕をずっと開いていたので 2本の触腕が丸見えになっていました!(赤い丸の所。手を合わせた感じで収納されています。)
レアです!!
ちなみに緑の丸はイカの口です。
おまけ2
コウイカを移動するためにバケツに移したところ、コウイカが排泄しました!
コウイカの排泄物を見たことがある人は少ないのではないでしょうか?
こんな感じの細長いのうんちをします。
※ 訂正のお知らせ
コウイカとして展示を行なっておりましたが、のちにシリヤケイカであることが判明しました。訂正いたします。