ダンゴウオ、かわいいですよね。成魚でも 3cm程度にしかならない小さな魚で丸いフォルムとお腹の吸盤でピタッとくっつくようすがかわいいです。
冬から春にかけて相模湾でも見ることができ、えのすいでもこの時期に展示をしてます。
ダンゴウオは寿命が 1年といわれていて、春先に繁殖をすると親は寿命を迎えてしまいます。そのため、えのすいの夏のダンゴウオ展示は今の時期の繁殖がうまくいくかにかかっているんです。
今はバックヤードで繁殖活動中のダンゴウオを飼育しています。ちょうど 2日前に産卵が見られ、オスが必死に守っているようすも確認できました。おそらく 2、3週間後には小さな小さなダンゴウオの赤ちゃんがみられることでしょう。
ダンゴウオの赤ちゃんは成魚と模様が違います。過去にえのすいで繁殖した時の画像があったのでここでも共有します。
全長 1cmに満たないほど小さくて、頭の上には天使の輪があります。はい、かわいいです。今は無事に卵がふ化して赤ちゃんと会うことが最大の楽しみです。
まずはみなさん、親ダンゴウオがいるうちにご覧ください。今はシラスサイエンス横の大きな水槽で展示しています。ダンゴウオはすごく小さくてうまく環境に溶け込むように暮らしているので、頑張って探してみてください。見つけた瞬間にころんとした見た目のかわいさのとりこになるはずです。
そして、もう一度 5~ 6月頃に来ればさらに小さなダンゴウオを見られるかもしれません。見せられるように頑張らなきゃ! 気合いを入れていきます。