2025年03月20日
トリーター:島森

えのすい20周年 ~生き物たちへの感謝~
ハナゴンドウ「ビーナ」

私がどのパートナーよりも一番に感謝を伝えたい相手。 それはハナゴンドウの「ビーナ」です。
私は入社して3か月ほど動物と触れ合うことがありませんでした。
毎日毎日 “いいな。私も遊びたいな。” と指をくわえてみている日々が続いていました。
そんな中、初めてしっかりと向き合うことになったのが「ビーナ」です。

実は私自身イルカを担当するのが初めてで、右も左もわからない状態でのお付き合いがスタート。先輩トリーターからはバンドウイルカたちよりも難しいと思うと言われましたが、イルカがわからない私にとっては何も差を感じていませんでした。
“はじめまして、島森です。不束者ですがよろしく。” から始まったお付き合い。きっと初めのころは、「ビーナ」にとって “この人は何をいっているんだ?” “よくわからないからつまらん!” なんて感じていたのではないでしょうか。

なかなかうまくコミュニケーションがとれず、一時期少しだけ距離を置いていた時期もありました。でも、「ビーナ」と一緒に過ごしたい一心でどうすればいいのかたくさん考えました。
“まずは観察だ!” と観察することを大切にしていると、コミュニケーションをとるためのヒントは、全部彼女の普段の行動に隠れていました。
今では「ビーナ」のメイン担当者として彼女とともにいろんなことに挑戦できるまでになったんです(^^)

挑戦だけではありません。時には「ビーナ」が完全に私に身を委ねてくれるほどの関係性も築けました。他のメンバーがいるとなかなかこんなシーンを見ることはできませんが、動画の中で「ビーナ」が身を委ねて自分の触って欲しいところを持ってきてアピールしているのがわかると思います。
今は少しだけ “この人は楽しい人” と感じてくれているかもしれません。


もちろんずっと私が担当できる訳ではないから、他のトリーターたちとも仲良く遊んで欲しいし、トリーターみんなと遊びたいと感じて欲しい気持ちはあります。
だけどほんのちょっと “島森と遊びたい! 島森がいい!” と「ビーナ」自身が選んでくれたらうれしいなと思ってしまいます。
「ビーナ」のことを考えると、トリーターとしてはだめな考えかもしれませんが。ほんのちょっと思うくらいはいいですよね(笑)

右も左もわからなかった私を、一人のえのすいトリーターとして育ててくれた「ビーナ」。本当にありがとう!!これからもよろしくね!

イルカショースタジアム

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