ヒナのことが気になって仕方がないそこのあなた! お待たせしました。 自称フンボルトペンギン ヒナ担当の加藤です。
残念ながらヒナはもうヒナではなくなりました!(え?どういうこと?)
というのも、ヒナ特有の綿羽が抜け落ちて、今では水をはじく羽が生えています。 ここまで成長するともう立派な幼鳥です(けれども名残惜しいのでここではまだヒナと呼ぶことにします)。
4月 20日に孵化したとき 99g だった体重は 最大 4,400g になり、もうおとなの体格です。
群れに混じるとどこにいるのか探すのが難しくなります。
こんな感じで。
幼鳥を見慣れたあなたならばすぐにわかると思います。 中央上のほうにいますね。
(白黒ツートーン模様がないのが幼鳥の特徴。 1年後に生え変わります。)
いつの間にやら、すっかり泳ぎも上達しました。 私たちトリーターは親心のようなものが芽生えがちでして、孵化の瞬間や初めての入水など、記念すべき出来事をいつも楽しみにしています。
孵化した日は休みで立ち会えなかった自称ヒナ担当の私は、初めての泳ぎこそは見逃すまいと、それはもう注意深く観察していました。
ヒナは巣の外を出歩くようになり、水際へと行動範囲を広げ、そしてある日、水の中をのぞき込んでいるではありませんか! これはもう泳ぐぞ!
その瞬間を心待ちにしていたのですが、あろうことか私は夏風邪をひいてしまいました。そして寝込んでいる間に連絡が、「さっき泳いだよ~」と。
孵化に続いて初泳ぎまで立ち会えなかったことに涙しながら後日見た動画がこちらです。
さらにもうひとつ大きな変化がありました。
ヒナが「声変わり」し始めたんです。 これもヒナから幼鳥への成長の証です。
高い声でピーピー鳴いていたヒナは体が大きくなるにつれて低い声になってきました。 こちらも動画でご覧ください。