愛玩動物看護師の矢作です。
先月のトリーター日誌( 2025年5月12日 きょうは「看護の日」 )では、「看護の日」についてお話ししましたが、きょうは「動物看護の日」です。
令和元年 6月 28日に「愛玩動物看護師法」が公布され、愛玩動物看護師という国家資格が誕生したことを記念して制定されました。 動物看護の知識を広め、人と動物のより良い共生社会の実現を目指すことを目的としています。
現在は 第3回愛玩動物看護師国家試験まで実施され、合格者は約3万人にのぼります。
そのうちの多くは、小動物臨床(犬や猫などを診る動物病院)に務めていますが、それ以外の場所で活躍している人もいます。 例えば、公務員、大学や専門学校の教員、製薬やペット保険、ペットフード、出版社などの一般企業、ペットショップやトリミングサロン、使役犬の訓練施設、そして、動物園や水族館などです。 年々、有資格者が増え、さまざまな分野で「愛玩動物看護師」が活躍しているという話を聞くと、私もうれしくなります。 できたての国家資格ですので、今後の可能性に期待できます。
また、ここ数年、日本全国で愛玩動物看護師を養成する大学や専門学校が増えています。 私も講義や職業インタビューなどで、学生のみなさんと会ってお話しする機会も増えました。 学生生活は勉強、実習、部活、研究室、就職活動など、楽しいこともあれば、大変なこと、不安になることもたくさんありますが、夢に向かって一生懸命努力しているみなさんを目の当たりにすると、私ももっと頑張ろう! と刺激をもらいます。
もちろん愛玩動物看護師として就職してから、楽しいこともあれば、大変なこともあります。 ですが、努力や苦労を重ねた分、成功したときのやりがいはあります。
今までたくさんの命から多くを学び、経験させてもらっています。 それを次の命を助けるために、還元し続けることが私たちの使命です。
あしたも “えのすい” の生き物たちがみな元気に過ごせますように。